産業医の探し方・選び方|企業が失敗しないための7つのポイント

産業医の探し方・選び方を解説

従業員数が増えて産業医の選任が必要になったものの、「産業医はどこで探せばいい?」「どんな医師を選べばいい?」と悩む企業担当者の方も多いのではないでしょうか。

産業医は、従業員の健康管理や職場環境の改善、長時間労働者への面接指導、メンタルヘルス対応など、企業の健康管理体制を支える重要な役割を担います。

そのため、単に「産業医資格を持っている医師」を探すだけではなく、自社の規模や課題に合った産業医を選ぶことが大切です。

この記事では、産業医の探し方と、選ぶ際に確認しておきたい7つのポイントをわかりやすく解説します。

目次

産業医はどこで探せる?

産業医を探す方法には、主に次のようなものがあります。

・地域の医師会などに相談する
・産業医紹介会社を利用する
・産業医サービスを提供する会社に依頼する
・インターネットで地域の産業医を探す
・産業医へ直接問い合わせる

それぞれに特徴がありますが、大切なのは「産業医を見つけること」だけではありません。

実際に契約する前に、対応できる業務の範囲や訪問方法、料金、専門分野などを確認し、自社に合った産業医かどうかを判断する必要があります。

産業医を選ぶときの7つのポイント

1.企業の規模や業種への対応経験

産業医に求められる対応は、企業の規模や業種によって異なります。

従業員50人前後の事業場と数百人規模の事業場では、健康管理体制や面談件数なども変わってきます。

また、IT、物流、医療・福祉、飲食、製造など、業種によって職場で生じやすい健康上の課題も異なります。

自社と近い規模や業種への対応経験があるか確認しておくと安心です。

2.会社の所在地まで対応できるか

嘱託産業医の場合、定期的な職場訪問が必要になることがあります。

そのため、会社の所在地が産業医の対応エリアに含まれているか確認しておきましょう。

特に地域密着型の産業医であれば、訪問や日程調整がしやすく、継続的な相談もしやすいというメリットがあります。

3.従業員の面談に対応できるか

産業医業務では、健康診断後の就業判定だけでなく、長時間労働者や健康上の問題を抱える従業員との面談が必要になる場合があります。

休職や復職、職場での体調不良などについて相談が発生することもあります。

どのような面談に対応しているのか、契約前に確認しておくことをおすすめします。

4.メンタルヘルスへの対応力

職場の健康管理では、身体面だけでなくメンタルヘルスへの対応も重要です。

ストレスや職場環境、人間関係などを背景として、休職や復職について判断が必要になるケースもあります。

特にメンタルヘルス上の問題が生じた際に、適切な面談や就業上の意見を得られるかは、産業医選びの重要なポイントです。

当社の産業医の資格・経歴については、医師紹介ページでご確認いただけます。

5.ストレスチェック後の対応ができるか

ストレスチェックを実施した結果、高ストレス者から申し出があった場合には、一定の要件のもと医師による面接指導を実施する必要があります。

ストレスチェックそのものだけでなく、その後の面接指導まで相談できる産業医であれば、企業担当者の負担を軽減しやすくなります。

6.料金体系がわかりやすいか

産業医を選ぶ際には、料金体系も確認しておきたいポイントです。

月額料金にどこまでの業務が含まれているのか、追加の面談や訪問に別料金が必要なのかなどを確認しましょう。

単純に月額料金だけを比較するのではなく、「その料金でどこまで対応してもらえるのか」を確認することが大切です。

当社の産業医サービスの詳しい料金については、料金ページをご確認ください。

7.相談しやすく、継続的に付き合えるか

産業医とは、選任して終わりではありません。

健康診断、長時間労働、メンタルヘルス、休復職、職場環境などについて、継続的に相談することになります。

企業担当者からの相談に対応してもらえるか、説明がわかりやすいか、連絡や日程調整がしやすいかなども確認しておきましょう。

産業医紹介会社と直接契約の違い

産業医を探す際には、紹介会社を利用する方法と、産業医へ直接問い合わせて契約する方法があります。

紹介会社を利用すると、多数の登録医師の中から条件に合った産業医を探してもらえる場合があります。

一方、直接契約の場合は、契約前から実際に担当する産業医と相談できるため、医師の考え方や対応範囲を確認しやすいというメリットがあります。

どちらが適しているかは、企業規模や希望するサービスによって異なります。

料金だけで判断せず、実際にどの医師が担当するのか、どこまで対応してもらえるのかを確認することが重要です。

産業医の料金はどのくらい?

嘱託産業医の料金は、従業員数、訪問頻度、対応する業務内容などによって異なります。

そのため、「月額料金が安いかどうか」だけで比較するのではなく、契約内容を確認する必要があります。

例えば、

・職場巡視
・衛生委員会への参加や助言
・健康診断結果の確認
・従業員との面談
・長時間労働者への対応
・休職・復職に関する相談
・ストレスチェック後の面接指導

などのうち、どこまでが基本料金に含まれているのかを確認しておきましょう。

産業医を選任するまでの流れ

産業医を探してから選任するまでの一般的な流れは、次のようになります。

1.自社に産業医の選任義務があるか確認する
2.対応可能な産業医を探す
3.業務内容や料金について相談する
4.契約内容を確認する
5.産業医を選任する
6.必要な届出を行う
7.産業医活動を開始する

特に、常時50人以上の労働者を使用する事業場では、産業医の選任が必要となります。

「会社全体の従業員数」だけではなく、原則として事業場単位で判断する点にも注意が必要です。

また、産業医の選任には期限があります。

従業員数が50人以上になった企業は、必要になってから慌てて探すのではなく、50人に近づいた段階から準備しておくことをおすすめします。

50人未満の企業でも産業医に相談できる?

従業員50人未満の事業場では、原則として産業医の選任義務はありません。

しかし、選任義務がないからといって、産業保健について何も対応する必要がないという意味ではありません。

従業員の健康管理、メンタルヘルス、休職・復職対応などについて、必要に応じて医師や産業保健の専門家へ相談することができます。

また、従業員数が40人台後半まで増えている企業では、50人を超えてから産業医を探し始めると準備期間が短くなる可能性があります。

今後50人を超える見込みがある場合には、早めに産業医選任について情報収集しておくと安心です。

神戸市西部・明石市・加古川市で産業医をお探しの企業様へ

当社では、神戸市西部・明石市・加古川市を中心に、企業の産業医選任をサポートしています。

兵庫県で産業医をお探しの企業様は「兵庫県で産業医をお探しの企業様へ|選び方・料金・解説」もあわせてご覧ください。

「初めて産業医を選任するので何から始めればいいかわからない」

「従業員が50人を超えそうなので準備したい」

「メンタルヘルスや休復職について相談できる産業医を探している」

といった企業様からのご相談にも対応しています。

初めて産業医を選任される企業様にも、必要な手続きや今後の流れをわかりやすくご説明します。

産業医をお探しの企業様は、お気軽にお問い合わせください。

執筆・監修

七野 雄一
精神科専門医・日本医師会認定産業医

精神科医としての臨床経験と産業医としての経験を活かし、企業のメンタルヘルス対策、従業員面談、休職・復職支援などに対応しています。

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